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春一番を告げる【ロウバイ】香りがいいので咲いていると直ぐに見つけらる黄色い花木

園芸の伝道師小川充洋が季節の歳時記をお知らせします。

春一番を告げる黄色い花木

2月4日は、暦の上では、立春でもう春なのに今年は暖冬という長期予想に反して寒気が張り出して冬真っ盛りの様子です。

それでも植物の中では、すでに春の準備が粛々と始まっています。

ロウバイ

2月から3月に開花する花木22種のうち10種(45%)が黄色い花という調査結果があります。

早春に咲く花には黄色が多い。

黄色いリボンのような花が春に先立って咲くので「まず咲く」から転じてその名がついたともいわれている「マンサク」です。

半透明のろう細工のような花がウメの花に似た香りを持つ「ロウバイ」、中国では「迎春花」とよばれる「オウバイ」です。

淡い黄色の花が稲穂のように垂れてかんざしのような「トサミズキ」など、早春に咲く花木を紹介します。

春の到来を告げる花「ロウバイ」

「ロウバイ」は、中国原産の高さ2~4mの落葉低木である。

幹は、地ぎわから分枝して株状になる。

早春のまだ寒さの厳しい頃、他の花に先立って、蜜蝋に似た黄色のかわいい花を、葉の出る前の枝に多数つける。

この植物は、英名で、”Winter sweet”と呼ばれている。

寒い冬に、甘くて芳しい香りを一面に漂わせることに因んで、名づけられたのだと思う。

学名(属名)”Chimonanthus” も、ギリシャ語の”cheimon”「冬」と”anthos”「花」に由来する。

「冬(早春)の花」といった意味であろうか。種小名の”praecox”には、「早期の」「早熟の」「早咲きの」といった意味がある。

「春に先駆けて咲く花」を象徴して命名されたのであろう。

和名「ロウバイ」は、中国名「蝋梅」の音読みであるが、「蝋梅」という名は、花の色や光沢が蜜蝋(みつろう)に似ているからとか、花の質感がろう細工のようだからとか諸説があるようです。

花が駐細工を思わせることに由来するといわれている。

また、臘月(ろうげつ)(陰暦の12月)に、ウメに似た香りの花をつけることから、このように呼ばれるようになったという説もある。

ツバキが観賞樹として本格的に栽培され、多くの園芸品種が出来たのは、江戸時代で他の植物とともに園芸熱の高まりによって、園芸植物が発展したといわれます。

「ロウバイ」の甘い芳香は、花に含まれている各種の精油成分によるものである。

これらの成分が、うまくブレンドされて、よい香りを放っているのだと思う。

「ロウバイ」の花の中には、「ボルネオール(Borneol)」「リナロール(Linalool)」「カンファー(Camphor)」「ファルネゾール(Farnesol)」「シネオール(Cineole)」などの精油成分が含まれている。

「ボルネオール」は、「龍脳」とか、「ボルネオ樟脳」と呼ばれ、ローズマリーや、ラベンダーなどにも含まれている。

コショウ様の佳い香りとハッカに似た味がある。

「リナロール」は、スズランの花の香りのする成分である。

ベルガモットの果実から得られる「ベルガモット油」や「ラベンダー油」などにもエステルとして含まれている。

「カンファー」は、「樟脳」と呼ばれている。クスノキ科植物に広く存在するが、シソ科植物にも、これを含むものが多い。

特有の香りと味がある。

季節を先取りする花「マンサク」

マンサク

マンサク(満作、金縷梅、Hamamelis japonica)はマンサク科の落葉小高木。

日本各地の山林に多く自生するほか、花木として栽培もされる。

葉は互生し、楕円形で波状の鋸歯がある。

2~3月に葉に先駆けて花が咲く。

花にはがく、花弁と雄蕊および仮雄蕊が4個ずつあり、雌蕊は2本の花柱を持つ。

がくは赤褐色または緑色で円い。花弁は黄色で長さ1.5cmほどの細長いひも状になる。

果実はさく果で2個の大きい種子を含む。

マンサクの語源は明らかでないが、早春に咲くことから「まず咲く」「まんずさく」が東北地方で訛ったものともいわれている。

名の由来 早春にまず咲くという意味で名づけられたという説と、よれ曲がった花弁の姿を輪になって豊年踊りを踊っている人々になぞらえ(万作)とした説やこの花が枝に満ちあふれる様が(豊年万作)であるからという説がある。

実際、「マンサクの花が上向きに咲いた年は豊作(山形、福島)」「マンサクが咲かない年や少ない年は凶作(山形、宮城)」などと言われている。

 

ダンコウバイ(壇香梅)  クスノキ科

3 ~ 4 月に葉の出る前に芳香のある黄色の花を咲かせます。秋には黄葉しきれいです。

オウバイ(黄梅)  モクセイ科

まだ他の花が少ない時期 3 月頃に咲くので,ゲイシュンカ(迎春花)ともいいます。

ミツマタ(三又)  ジンチョウゲ科

和紙の原料とされるコウゾ・ミツマタのミツマタです。

桜の季節に花をつけます。花がない時期には,文字どおり枝が三つ又に分かれているので容易に識別できます。

サンシュユ(山茱萸)  ミズキ科

早春の庭園を散歩しているとまだ芽吹いていない木の枝に黄色い花がいっぱい咲いているのを見ます。

秋には赤い実をつけます。滋養・強壮の薬効がある山茱萸酒を作ることもできます。

ギンヨウアカシア(銀葉アカシア)  マメ科

2 月の終わり頃から 3 月一杯くらいまで,黄金の花をつけます。小さなポンポンのような花が房状にたくさんついています。

フランス名は「ミモザ」です。

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